原発について思う

原発、再生エネルギーについて書いていきたいと思っています

2019-01-01から1年間の記事一覧

増え続ける使用済み核燃料

核燃料の寿命 政府の廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議が開かれ、国と東京電力がつくる福島第一原発の廃炉工程表が2年ぶりに改訂された。その廃炉工程表によると、使用済み核燃料プールからの核燃料取出し開始は、2023年頃からと計画されていたのが、5年延び…

女川原発再稼働か

2カ所同時惨事の恐れがあった 東北電力の女川原発は、メルトダウンした東電の福島第一原発から、わずか120kmしか離れておらず、いわば、お隣さんである。3.11のときも、当時の想定を上回る地震の揺れと、高さ13mの津波に襲われた。たまたま敷地の方がわずか…

福島第一原発 汚染水の海洋放出

福島第一原発の汚染水対策 氷の壁 福島第一原発の敷地は、その昔、帝国陸軍の岩城飛行場であった320万㎡に及ぶ広大な敷地である。その構内に1000基近くのタンクを作り、トリチウムを含む汚染水を溜めている。 やっかいなことに福島原発は、地下水が流れ込む…

水素エネルギーの循環システム

褐炭より水素を採る オーストラリアのヴィクトリア州には、多量の褐炭が眠っている。その量は、なんと日本の消費する全エネルギーの約240年分に相当する膨大なものだという。 褐炭とは、炭化度の最も低い石炭で、水分を60%も含み、燃焼時には多量の煤煙と臭…

水素エネルギーは、本当に高価なのか

水素活用への期待 インフラ整備の難しさ クリーン化が急がれる自動車の世界でも、トヨタが「ミライ」続いてホンダが「クラリティ」と水素エネルギー車を発表したが、それぞれ723万円、766万円と自動車自体がかなり高価である。政府の補助金が下りるに…

再生可能エネルギーのネック

再生可能エネルギーとコスト 再生可能エネルギーの利用は、昔からあった 実は、再生可能エネルギーに水素を利用する考えは30年以上前から考えられている。しかし、水素エネルギーの産業への活用は遅々として進まない。その一番の理由は何か、コストである。…

再生可能エネルギーへの模索

再生可能エネルギーの模索1 温室効果をもたらすガスの排出量を削減することは地球規模の目標であり、特に先進国は、アメリカなどのパリ協定を離脱した国を除いてこぞって温室ガス削減に取り組んでいる。 わが国も再生可能エネルギーについては、色々と模索…

原発新安全基準

原発新安全基準 3.11の福島第一原発の惨事を繰り返さないために原子力規制委員会は、2013年原発新規制を設けた。それまでは、各電力会社独自の安全対策がまちまちであったため、それを基準化しようとしたのである。 停止した原発を再稼働させるには、こ…

原発の寿命

こんにちは。淳です。 快適な生活を送るため、自然災害の恐ろしさ、原発の危険性、核ゴミの廃棄の難しさなどについて書いていきたいとおもいます。 玄海2号機の廃棄について 原発の寿命 原発の寿命は原則40年とされている。それを延長する場合は、原子力規…

激甚災害指定

激甚災害指定 こんにちは。淳です。快適な生活を送るため、自然災害の恐ろしさ、原発の危険性、核ゴミの廃棄の難しさなどについて書いていきたいとおもいます。 観測史上最多の雨 10月25日、台風21号は直撃さえしなかったのに、大雨による被害で千葉県…

韓国の東京オリンピックボイコットと汚染水

福島第一原発の汚染水 韓国の反応 韓国が、「東京オリンピックは放射能で危険。選手や応援団、観光客が放射能にさらされる。また、放射能に汚染された食物を口にすることから、東京オリンピックは取り止めた方がいい。それでも開催するのなら、韓国選手の食…

1兆円の使い道

1兆円の使い道 首都圏外郭放水路2 こんにちは。淳です。快適な生活を送るため、自然災害の恐ろしさ、原発の危険性、核ゴミの廃棄の難しさなどについて書いていきたいとおもいます。 先日、洪水被害を防ぐためには、放水路の建設が不可欠だろう、ということ…

放水路の建設

洪水被害の今後 こんにちは。淳です。快適な生活を送るため、自然災害の恐ろしさ、原発の危険性、核ゴミの廃棄の難しさなどについて書いていきたいとおもっています。 台風19号の被害 台風が過ぎ去って2日経った今、被害の状況がより露わになってきた。亡く…

非日常の世界

こんにちは。淳と申します。 快適な生活を送るため、自然災害の恐ろしさ、原発の危険性、核ゴミの廃棄の難しさなどについて書いていきたいとおもいます。 さて、今回は、10月12日に日本列島を直撃した台風19号についてです。 非日常の世界 台風15号 9…