原発について思う

原発、再生エネルギーについて書いていきたいと思っています

水素エネルギーは、本当に高価なのか

水素活用への期待

インフラ整備の難しさ

 クリーン化が急がれる自動車の世界でも、トヨタが「ミライ」続いてホンダが「クラリティ」と水素エネルギー車を発表したが、それぞれ723万円、766万円と自動車自体がかなり高価である。政府の補助金が下りるにしても、一箇所5億円といわれる水素ステーションのインフラの整備が充実していないこともあって、期待ほどは普及していない。

水素エネルギーは本当に高価なのか
 

 しかし、水素は本当に高価なのであろうか。例えば2016年12月9日の経産省の発表によると、福島原発事故の後処理費用は、実に21.5兆円になるという。借金まみれの日本の年間予算が100兆円とすると、その1/5が福島原発のみで消えることになる。


実は、原発のコストパフォーマンスは低い 

 例え事故が起きなくとも、原発(13.1円)>火力(9.9円)>水力(3.9円)となり、過去の実績(1970-2010年度)でみると、原発は最も経済性がない電源だったといえる。(大島堅一 立命館大学教授)
しかも、原発発電効率を高めるため100万kWと巨大なプラントが必要になる。それに比較して、水素発電は1kWから百、千、万kWと、小型発電から超大型発電まで地理的条件、地域の必要に応じて自由に設計可能である。